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1.婦人科(子宮頸部)

出題者 鈴木 久恵 先生(奈良県立医科大学附属病院病院病理部)

■症例

・年齢:30代    ・性別:女性
・採取部位:子宮頸部 ・採取方法:ブラシ擦過 ・検体処理法:LBC法(BDシュアパス法)

■臨床所見

・既往歴:2経妊2経産。
・現病歴:X-6年他院にてASC-US指摘され、X-1年までNILM。
X年白色帯下増量で前医受診し、頸部細胞診異常を認めたため精査加療目的に当院紹介受診
・検査データ:HPV18陽性


■細胞像   ここをクリックください(PDFファイル)

■回答選択肢

1.HSIL+adenocarcinoma
2.SCC+adenocarcinoma
3.SCC+neuroendocrine carcinoma
4.adenocarcinoma+ neuroendocrine carcinoma
5.Carcinosarcoma

2.液状検体(胸水)

出題者 森 秀夫 先生(大阪はびきの医療センター病理診断科)

■症例

・年齢:50代    ・性別:女性
・採取部位:左胸腔 ・検体:胸水(術中採取)
・染色法:パパニコロウ染色・ギムザ染色

■臨床所見

・3週間前より気胸の指摘があり徐々に肺虚脱進行、左上葉のブラ切除術施行となった。
 粉塵暴露歴なし。アスベスト暴露歴あり。生活歴に、石綿製品製造工場から150mほどの所に住んでいた(3-12歳)。
 既往に小児喘息。喫煙歴なし。


■細胞像   ここをクリックください(PDFファイル)

■回答選択肢

1. 反応性中皮
2 .中皮腫
3. 血管肉腫
4. 腺癌
5. 扁平上皮癌

3.穿刺吸引(膵臓 ; EUS-FNA)

出題者 小栗 大助 先生(大津赤十字病院 病理診断科部)

 ■症例

・年齢:60代    ・性別:男性
・採取部位:膵臓尾部 ・採取方法 : 超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)
・検体処理法 : 圧挫


■臨床所見

既往歴 : 特になし
現病歴 : 胆石性の急性胆嚢炎精査におけるCTで膵尾部に神経内分泌腫瘍(NET)の疑いを指摘。経胃的にEUS-FNAが施行された。
C T: 造影動脈相で濃染される約2 cmの境界明瞭な腫瘤。その他膵臓に異常所見なし。
E U S: ふたこぶ状の低エコー腫瘤。FNA施行時、病変は柔らかい印象。

■細胞像   ここをクリックください(PDFファイル)

■回答選択肢

1. 膵内副脾
2. 自己免疫性膵炎
3. 浸潤性膵管癌
4. 神経内分泌腫瘍
5. 悪性リンパ腫