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会長挨拶・役員名簿
会長挨拶
ご挨拶
京都臨床細胞学会(旧日本臨床細胞学会京都府支部)は、約半年の準備期間を経て1984年2月25日に発足し,まもなく40周年を迎えようとしています。安田迪之初代支部長が3期9年、小畑義2代目支部長が2期6年、土橋康成3代目支部長が4期12年、中泉明彦4代目支部長が2年、三上芳喜5代目支部長・会長が1年、羽賀博典6代目会長が3期9年勤められた後,2023年度より岸本光夫が7代目を拝命いたしました。
発足以来、京都の細胞診専門医(旧細胞診指導医)と細胞検査士が一丸となって発展させてきた本学会は、今や303名(細胞診専門医72名、医師3名、細胞検査士225名、臨床検査技師3名、令和6年4月1日現在)の会員を擁するほどに逞しく成長しました。コロナ禍に屈することもなく、幹事の英知を結集して学術集会や研修会をリアルとオンラインのハイブリッドで開催するなど、常に進化しています。そして近年では、病変の細胞像と組織像だけでなく、詳細な臨床情報とともに画像所見、肉眼所見、免疫組織細胞化学や分子生物学的検索の結果などを総合することにより、疾患という枠組みの中で細胞像を位置づけて議論するのが、むしろ一般的になっています。
昨今のタスク・シフト/シェア推進は、医師の働き方改革を進めるための方策のひとつですが、臨床検査技師にとっては業務拡大という大きな意義を持っています。臨床衛生検査技師会といった組織ではなく、個々の細胞検査士がその即戦力として大いに期待されているのは当然のことです。細胞検査士が組織診に従事して二刀流となれば、細胞診専門医との密接な関係がさらに深まるでしょう。さらに、AIを人間の敵対者ではなく新しい仲間として上手に迎え入れれば、evidence-based cytologyの構築も進むことでしょう。
京都のまちは平安遷都以来、その時代時代に様々な襲来を受けましたが、つど新風をもうまく取り入れながら伝統を受け継ぎ、みやこの文化を築き上げてきました。このような風土のもとで、細胞診は組織診の単なる補完ではなく、細胞診断学として進歩し続けて欲しいと願っています。学問の前に何人も平等であり、もちろん細胞診専門医や細胞検査士などの別はありません。本学会の活動を通じて多くの人材が育ち、本学会がますます発展していきますよう、みなさまのご指導ご鞭撻、そしてご助力のほどを何卒よろしくお願い申し上げます。
京都臨床細胞学会会長 岸本光夫
役員メンバー(2023-)
役職 | 氏名 | 所属 | 資格 |
---|---|---|---|
会長 | 岸本 光夫 | 京都市立病院 | 専門医 |
専門医会長 | 南口 早智子 | 京都大学医学部附属病院 | 専門医 |
検査士会長 | 竹腰 友博 | 京都市立病院 | 検査士 |
事務局長 | 平田 勝啓 | 京都大学医学部附属病院 | 検査士 |
会計 | 平伴 英美 | 京都大学医学部附属病院 | 検査士 |
事務局 | 古畑 彩子 | 京都大学医学部附属病院 | 検査士 |
事務局 | 白波瀬 浩幸 | 京都大学医学部附属病院 | 検査士 |
学術委員会委員長 | 森永 友紀子 | 京都府立医科大学附属病院 | 専門医 |
学術委員会副委員長 | 中川 有希子 | 京都府立医科大学附属病院 | 検査士 |
学術委員 | 渋谷 信介 | 京都桂病院 | 専門医 |
学術委員 | 樋野 陽子 | 京都第一赤十字病院 | 専門医 |
学術委員 | 江口 光徳 | 宇治徳洲会病院 | 検査士 |
学術委員 | 大澤 幸希光 | 京都橘大学 | 検査士 |
学術委員 | 後藤 渉子 | 明治国際医療大学 | 検査士 |
学術委員 | 真下 照子 | 京都第二赤十字病院 | 検査士 |
学術委員 | 山口 直則 | 綾部市立病院 | 検査士 |
教育委員会副委員長 | 野田 みゆき | 京都市立病院 | 検査士 |
教育委員 | 寄木 香織 | 京都府立医科大学附属病院 | 専門医 |
教育委員 | 藤本 正数 | 京都大学医学部附属病院 | 専門医 |
教育委員 | 寺本 祐記 | 京都大学医学部附属病院 | 専門医 |
教育委員 | 稲森 理 | 京都第一赤十字病院 | 専門医 |
教育委員 | 青木 一美 | 新京都南病院 | 検査士 |
教育委員 | 鬮橋 進吾 | 京都第一赤十字病院 | 検査士 |
教育委員 | 津田 千尋 | 市立福知山市民病院 | 検査士 |
教育委員 | 二宮 慶太 | 京都桂病院 | 検査士 |
教育委員 | 吉岡 沙織 | 洛和会音羽病院 | 検査士 |
監事 | 西村綾子 | 京都第二赤十字病院 | 専門医 |
監事 | 矢野 由佳 | 京都民医連中央病院 | 検査士 |
顧問 | 羽賀 博典 | 京都大学医学部附属病院 | 専門医 |